更年期 ホットフラッシュ

更年期とホットフラッシュ

更年期とホットフラッシュ(顔のほてり、のぼせ、多汗)

ホットフラッシュ(顔のほてり、のぼせ、多汗)といえば、更年期障害の半数以上40-70%の人が体験する代表的な症状です。

 

更年期のホットフラッシュ

カーッと熱くなる顔のほてり、ボーッとする頭ののぼせで、フラフラになったり、クラクラとめまいが生じることもあります。

 

更には、滝のような汗が急に拭きだして、ダラダラ流れるという状態になったりもします。夏だけでは無く、真冬の雪が降っているような寒い場所でも発生するのです。

 

ホットフラッシュは自律神経の乱れ

 

ホルモンの乱れから、自律神経が乱れることにより、突然発生するのがホットフラッシュなのですが、極度の緊張やストレスなどが引き金になるケースもあります。

 

40代50代という更年期時期は、女性のライフイベントとしても多くの心配事や悩み事が増える時期です。

 

親の問題(同居、病気、介護、死別)や、夫婦のトラブル、子育ての問題(受験、就職、独立、結婚)などなど、重大問題が多い時期ですよね。

 

体力も落ちてくる時期ですし、心配や悩みごとを考えると、それがキッカケとなってしまうケースも多いので、精神面も影響していると言われています。

 

精神的なストレスやプレッシャーで、ホルモンバランスも、自律神経のバランスも、狂ってしまうのは不思議ではありません。

 

ホットフラッシュの症状

 

  • 急にカーッと血が上って熱くなり、クラクラする
  • 顔が熱く真っ赤になり、汗がジワジワと吹き出す、ダラダラ流れる
  • 身体の中から全身が燃えるように熱くなってくる
  • 熱は無いのに、ポッポっと熱く感じて耐えられない
  • ねっとりじっとりした、強い臭いの汗がでる

 

ホットフラシュの汗の特徴

 

汗の臭いがキツイのは、サラサラ系の汗では無く、皮脂や塩分が多く含まれている汗のためです。

 

汗腺は全身にあるのですが、汗をかかない生活を長年続けていると汗腺は眠ってしまい、汗をかきにくくなってしまいます。

 

汗をかきなれていない人の場合、汗腺が休眠状態になっていて、汗をかきにくい体質になっていると、サラサラ系の汗は出ないのです。

 

どうしても、ネパネバ系のじっとりした汗になり、水分か少ないので臭いも強くなりがちです。
しかも、身体を守るための休眠しにくい汗腺は、顔や脇に集中しているので、顔だけ汗がでてくる、脇汗がひどいという状態になります。

 

ホットフラッシュの汗の対策

 

サラサラ系のいい汗をかけるように、日常的に軽い運動をしたり、入浴では湯船でしっかり温まったりして、汗をかくようにしましょう。

 

水分補給と汗腺を活性化することによって、全身の汗腺からいい汗がかけるようになれぱ、臭いはかなり防げます。
全身から汗がかけるようになれば、顔に集中するのぼせも楽になりますし、ホットフラッシュも改善されますね。

 

汗対策としては、いい汗をかけるようにする体質改善だけでなく、日常生活の為の対処方法も必要ですね。

 

汗を吸収して乾かすような吸水性や速乾性のある素材で、抗菌防臭の加工がされたタイプの肌着を着用するのも良いですね。

 

臭い対策としては、雑菌の繁殖を防ぐことも重要で、汗をかいたままにせず、すぐに洗い流したいところです。

 

外出の際は、ガーゼなど吸水性の良いハンカチや、パイル生地のミニタオルなどを、常に数枚は持って歩き、すぐ拭き取る習慣を忘れないようにしたいものです。

 

外気温や室内との温度調整のためにも、体温調整のためにも、通気性が良くて脱ぎ着の楽な羽織りモノも欠かせません。
カーディガンやストールなど、冷え性対策だけでなく、ホットフラッシュ対策としてもおすすめです。

 

更年期のホットフラッシュの改善

 

あくまでホットフラッシュは更年期障害の症状の一つで、根本原因はエストロゲンの減少によるホルモンバランスの乱れとそれによる自律神経の失調です。

 

ホットフラッシュの症状を先生が動画で解説しています。

 

 

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