更年期と不眠の関係
更年期障害の症状を緩和する女性ホルモン剤はこちらからご確認ください>>
更年期とよばれる年代(40-50代頃)に入ると、睡眠不足や不眠などの睡眠障害を訴える女性が増えてきます。
眠りの質が悪いと、とても辛いものですよね。
- 寝つきが悪い 「入眠導入障害」
- 眠りが浅くて、夜中に頻繁に目が覚める 「中途覚醒」
- グッスリ眠れていない気がして、朝が辛い
- ウトウトしてばかりで、疲れがとれない
不眠症というほどでは無くても、なんとなく朝が辛くて眠った気がしないという人も少なくありません。
睡眠のメカニズムは、ホルモンの働きに左右されやすいものです。
女性の人生は、初潮から始まってホルモンに大いに影響され振り回されるため、睡眠障害が起こりやすい一生とも言えます。
つまり睡眠に関しても、残念ながら男性と比べると、女性が質の良い睡眠を保つのはとても難しいことなのです。
女性の身体は、月に支配されていると言われるように、毎月の生理周期が大いに影響しています。
生理中や、生理前にはやたらと眠気が増す、眠くなるという女性も少なくありません。
逆に、寝付けない、眠りが浅くて辛いと、不眠に悩まされるという女性もいるのです。
実は排卵から生理前にかけて、黄体ホルモンが大量に分泌されるのですが、それが睡眠の質を悪化させると言われています。
つまり生理前は時間的には眠っていたとしても、ウトウトしている状態でぐっすり眠れてはいないのです。
そのために、日中に眠気が襲ってくる、妙に眠くなる、だるくてスッキリしないというような状態に陥ってしまうのです。
月経周期だけでなく、妊娠や出産などの時期にも、睡眠障害に襲われてしまうのです。
残念ながら、睡眠障害は女性の性(さが)とも言えるのかもしれません。
寝付けない、不眠を解消するには?
睡眠サイクルが崩れている、なかなか寝付けない場合は「睡眠ホルモン」のメラトニンを就寝1時間ほど前に飲んでみるのも良いでしょう。
メラトニンは欧米では薬局で買える睡眠サプリメントで、不眠、睡眠不足、時差ぼけ、睡眠によるアンチエイジングなどに多くの男女が服用しています。
脳内で分泌されるホルモンで加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れなどでも分泌量が減って睡眠に影響を与えますので、補充することで睡眠の質や量を改善できます。
※日本では医薬品扱いのため薬局や楽天などでは買えず、ホルモン剤やピルなどと同様、個人輸入で通販できます。
ホルモンバランスの乱れで不眠に
更年期の時期は、特にホルモンのバランスが大きく乱れる時期です。
脳の指令で女性機能は働こうとしてるのですが、いくら脳が指令を出してもホルモン分泌が急激に落ちていくという時期なのです。
今までとは違う状況に脳はコントロールできなくて混乱しますし、ホルモンバランスを戻そうと必死に頑張り、余計に心身の負担となってしまうのです。
ホルモンのアンバランスから、疲労感や倦怠感、しびれ、イライラ、のぼせ、そして睡眠障害などの症状となって現れてしまうのですね。
脳のコントロールが崩れると、自律神経にも影響してしまいます。
不整脈や動機、ほてり、ホットフラッシュ、血圧の乱高下、微熱、頭痛、多汗、疲労感や倦怠感、便秘や下痢、身体のアチコチの痛みなど
本当にさまざまな不定愁訴というか、身体の不調も出現してしまうのです。
その中で、トップと言えるくらいに辛いのが「不眠」「睡眠障害」なのです。
眠りたいのに、眠らなくてはならないのに、なかなか寝付けないことほど辛いことはありません。
しかも、せっかく眠ってもウトウトするだけで眠りが浅く、ちょっとしたことでフッと目が覚めてしまう。
そしてまた・・・眠れないという悪循環で、朝になっても疲れがとれない、スッキリ起きられないという悩みを抱えている女性は多いのです。
この更年期にともなう睡眠障害は、その他の更年期症状と連動しているうことが多く、のぼせなどの身体症状が強い人は睡眠障害も強くあらわれる傾向があります。
逆に睡眠障害が改善すると、他の更年期症状も和らいでくることが多いと言われています。
他の更年期症状が強い場合は、更年期外来にてトータルに更年期障害を積極的に治療していく手もあります。
漢方薬や、ホルモン補充療法だけでなく、最近では自律神経を整えるプラセンタ治療や、サプリも注目されています。
不眠や睡眠不足などの場合、副作用や離脱症状のリスクがある睡眠薬などを容易に服用することは避けてください。
その点、メラトニン(睡眠ホルモン)は副作用もなく、世界中で使用される睡眠サプリメントで、就寝1時間ほど前に1錠を服用してみてください。