更年期と爪トラブル
年齢とともに気になる肌や髪の老化は、女性ホルモンと関係があります。
肌のコラーゲン不足や、うねった髪や薄毛、白髪などとともに、爪にの老化もあらわれてきます。
女性の場合、老化現象と更年期症状は非常に密接な、切っても切れない関係があるのですね。
長年ネイルをしていると爪が傷んでいたりするケースも少なくないですよね。
ネイルをしていない女性でも、爪トラブルに悩まされるケースは決して少なくありません。
若い頃から、爪が薄い、割れる、二枚爪になりやすいという人もいます。
爪は、髪や肌の角層と同じ成分「ケラチン」というタンパク質からできています。
カルシウムからできてると思ってる人も少なくないかもしれませんが、実は主に硬い種類のケラチンタンパク質なのです。
頭皮の血行が悪くなって、毛根に栄養が届かず、髪がうねってきたりしていると、爪の栄養も不足気味になっているかもしれません。
老化現象というだけでなく、更年期の女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少は、肌、髪、爪にもおおいに影響してきます。
プレ更年期・更年期には、爪も肌や髪と同じように、若い頃とは違う変化を感じやすくなる年代なのですね。
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爪トラブルの症状例
- 爪に縦筋が入るようになった
- 爪が薄く、欠けたり、折れたり、割れやすくなった
- 二枚爪になりやすくなった
爪に縦筋が入っていると、見た目にも良くありませんし、艶が無くなったり、ネイルのノリも悪くなります。
伸ばすとすぐに割れたり、ストッキングをはく時に引っかかって電線させやすくなったりするのも、困りますね。
女性ホルモン(エストロゲン)には、水分保持を調整し、コントロールする機能があります。
このエストロゲンが急激に減る更年期には、ホルモンバランスが崩れてしまうことによって、二枚爪も生じてしまうのです。
水分保持機能が働かなくなると、肌や髪の乾燥とともに、爪も乾燥しがちになり縦筋が入ったり、しなやかさを失って割れやすくなるのですね。
爪の縦筋は老化現象でもあり、無理なダイエットでも生じることがあり、栄養不足ともいわれています。
健康な爪をつくる対策としては、食生活や睡眠の質も大切です。
指先は毛細血管の多い場所で、血流が滞っていれば、栄養も届かず、老廃物も排出されなくなります。
爪は身体の末端部分なので、血流やリンパの流れなどの健康状態が一番わかりやく現れる部位なので「体内の窓」とも呼ばれるのですね。
末端の血流を改善させるのに、簡単に取り組めるのは爪マッサージです。
爪用のトリートメントやオイル、栄養クリームなども市販されているので、入浴後のリラックスタイムにじっくり爪のマッサージをしてみましょう。
最近は、爪の美容液も発売されていますよね。
女性ホルモンには、たんぱく質やカルシウム、コラーゲンなどの生成を促進する作用もあるので、少なくなると肌や髪、爪も弱くなってしまいます。
更年期の対策と、女性の美容は密接な関係にあり、ホルモンバランスの支配下に置かれていると言えるのでしょう。