更年期と疲れの関係
40代、50代になってくると、妙にだるくて疲れやすい、疲れがなかなか取れない・・・という女性の声をよく聞きます。
若い頃とは違ってくるのは当然で、肉体年齢的な問題もあるのですが、更年期という言葉も脳裏をよぎりますね。
更年期とは、女性なら誰もが訪れる閉経の5-10年前後の時期を指します。
つまり、更年期障害と呼ばれる不調が無くても、女性なら誰しも50歳前後は更年期という時期で、エストロゲン不足が原因で不快な症状が起きるため、ホルモン補充療法(HRT)で改善します。
初潮があるのと同様に、閉経も女性なら誰しも通る道ですからね。
- 疲れがたまっているわけでは無い、寝不足でもないのに、なんとなくだるい
- 休息しても、妙な疲労感がなかなかとれない
- 朝起きるのが辛くて、だるくて、スッキリ起床できない
- 特別な事はしていないのに、夜になると身体が重く感じてしまう
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健康診断などを受けても、特別な異常はみられないというケースが多いのです。
病気で無いと言われてしまうと、周囲からは「なまけ者」のように見られてしまったりしがちです。
周囲の理解が得られないほど、辛さが増すことはありませんよね。
中には、自分で自分を責めたりする女性も少なくありません。
朝早く起きることが出来ず、子供のお弁当が作れないとしても、家事が苦痛になったとしても、あなたが悪い訳では無いのです。
できるのにさぼっているわけではなく、できない時期なのですから。
初潮の開始と同じように閉経の時期にも個人差があります。
更年期障害がどの程度、どんな形で現れるかにも、人によってまざまなのです。
疲労感や倦怠感、無気力(ヤル気が出ない)という症状を訴える人も、実は少なくないのですね。
仕事や家事に関しても、やらなきゃならない!と思えば思うほど、余計に動けなくなっていく「負のサイクル」です。
身体が思うように動かないと、気持ち的にも落ち込んでしまいがちになりますが、そこは開き直るのもひとつの方法です。
「今は更年期だから仕方ない」と、妊娠中や病気の闘病中と同じように考えるのも良いでしょう。
まずは気分を切り替えて、長い人生にはそんな時期もある・・・と思えれば、気持ちは随分楽になるものですよ。
身体のだるさなども、42度くらいの少し熱めのシャワーを浴びて気分転換してみるとか、温泉でのんびりしてみるとか、
好きな香りでアロマテラピーなんてのもいいですね。
足つぼマッサージや、リフレクソロジー、エステでマッサージを受けるのも、贅沢気分になれてリフレッシュできます。
まずは、気分を少し変えてみることが大切なのです。
朝は辛いと思いますが、生活リズムを整えることもポイントです。
平日と休日での起床や就寝のズレは、生活リズムが乱れるもとになりますし、身体への負担も増えてしまいます。
なるべく決まった時間に起床して、3食きちんと食べて、無理しない程度に動き、決まった時間に就寝するという、基本的な生活リズムを整えてみてください。
生活リズムが乱れると自律神経が乱れやすくなってしまい、不調の原因にもなってしまうのです。
家事や仕事のペースも落としめにして、誰かに手助けを求めることも必要になります。
自分自身に優しくして、自分を労わってあげてください。
女性として、長く頑張ってきたのですから、少しくらい自分に甘くしてあげても良いのですよ。
けっして自分一人で辛さを抱え込まないように。
繰り返しになりますが、更年期は卵胞ホルモンのエストロゲン不足が原因で起こる心身の不調のため、ガマンするよりは、女性ホルモン剤の服用で根本から更年期を改善できます。
女性クリニックではプレマリンのような服用剤や、クリマラのようなホルモンパッチ、オエストロジェルのようなホルモンジェルなどが奨められます。