最も有名な服用タイプの女性ホルモン剤
閉経にともなって起きる更年期障害などを改善する女性ホルモン剤です。女性らしさを保つアンチエイジングの目的でも使用されます。
プレマリンは更年期障害を治療する女性ホルモン剤です。メーカーはアメリカのファイザー社で、有効成分として卵胞ホルモン(エストロゲン)が配合されています。エストロゲンは妊娠・出産のための身体づくりに必要なホルモンですが、閉経にともなって分泌量が減ると心身にさまざまな影響が現れます。
その影響の1つは、ホルモンバランスの変化による自律神経の失調です。それによって更年期障害と呼ばれる心身の不快な症状がでてきます。顔のほてり、めまい、急な発汗、動悸、頭痛、肩こりなど、「不定愁訴」とも言われる多様な症状があります。不安、イライラ、不眠などの精神症状が現れることも少なくありません。
エストロゲンの不足のもう1つの影響は、肌の張りとつやがなくなる、髪の毛が薄くなる、バストの張りがなくなるなど、女性としての美しさにかかわる変化です。また、多くの女性は。閉経前後から膣の潤いが不足して性交痛が生じ、セックスが楽しめないという悩みを抱えるようになります。
プレマリンはエストロゲン不足によるこれらの症状を改善するホルモン剤です。性同一性障害の人が女性として生きることを選択したときに、女性らしい身体を作るためにも使用されます。
プレマリンは1日1回、0.3mg〜1.25mg服用します。飲み始めた当初は、吐き気や乳房の張り、などの副作用が出ることがありますが、しだいに軽くなります。
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プレマリンの安価なジェネリックのホルモン剤
女性ホルモンのエストロゲンを補充して、更年期障害などの中高年からの女性の悩みを改善するお薬です。
プレマリンジェネリックは女性ホルモンのエストロゲンを補うお薬です。更年期障害などの中高年からの女性の悩みを改善します。米国ファイザー社の「プレマリン」のジェネリック医薬品で、インドの大手製薬会社サバ・メディカ社の製品です。
卵巣から分泌されるホルモンのエストロゲンは、閉経が近づく40代後半から分泌が急激に減り、それによって女性のQOL(生活の質)を低下させるさまざまな症状がおきてきます。その1つが更年期障害で、ほてりやのぼせ、突然の発汗、頭痛、動悸などのほか、不眠やイライラなどの精神的な症状も現れます。
また、エストロゲンの不足は、髪のボリュームや肌の張り・つやなどの女性らしい美しさにも影響を与えます。セックスのときの膣の潤いが不足して性交痛が出やすくなるのも中高年女性の共通の悩みです。
プレマリンジェネリックは、対症療法では成果が上がらないこのような症状を根本的に改善するお薬です。性同一性障害(MTF)の人が女性らしい体つきになるためにも服用されます。
プレマリンジェネリックは低価格なジェネリックですが、5〜7箱のまとめ買いでさらに大きくコストパフォーマンスが向上します。
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プロベラのジェネリック薬
子宮内膜を充実させて不妊を治療する黄体ホルモン剤です。流産の予防や生理不順の治療にも使用されます。
モデュスは、黄体ホルモンの不足によって子宮内膜が育たないことが原因の不妊症を治療するお薬です。定評ある黄体ホルモン剤「プロベラ」のジェネリック医薬品です。
女性ホルモンの1つである黄体ホルモンは、子宮内膜を充実させて受精卵が着床しやすいようにする働きがあります。不妊の原因はいろいろありますが、子宮内膜が育たないために受精卵が着床しにくいことが原因の場合は、プロペラジェネリックが効果的です。
また、妊娠してからも子宮内膜の充実は、流産や早産の予防に重要なのでその目的でも使用されます。
月経周期の高温期に黄体ホルモンが不足すると基礎体温が上がらなくなり、生理不順や無月経などの症状が起きます。高温に2週間モデュスを服用することで生理周期を安定させることができます。
更年期障害の治療では、おもにエストロゲンを配合したお薬が使われますが、バランスのとれたホルモン補給のために黄体ホルモンも使用されることがあります。とくに更年期からの骨密度の減少には、黄体ホルモンの補給が効果的です。
性同一性障害の人が女性らしい身体になるために、エストロゲンと平行して黄体ホルモンが使われることがあります。
モデュスは使用する目的によって服用方法が異なります。不妊治療、生理不順の治療には、高温期にモデュスを2週間服用します。流産の予防、更年期障害の治療には、少量のモデュスを継続して服用します。
乳がんを予防する抗ホルモン剤
閉経後に発症する乳がんの進行を抑制して、手術後の再発を予防する抗ホルモン剤です。閉経後に副腎から分泌されるエストロゲンの産生を抑える作用があります。
フェマーラは閉経後乳がんを治療する抗ホルモン剤です。女性は閉経とともに卵巣からはエストロゲンが分泌されなくなりますが、副腎から少量のエストロゲンは分泌され続けます。閉経後に発症する乳がんには、この副腎由来のエストロゲンが原因で進行するタイプのがんがあります。
フェマーラはこのタイプの乳がんの進行を抑制し、手術後の再発を予防するお薬で、日本では2006年に承認されています。成分のレトロゾールは、副腎がエストロゲンを作るときに必要なアロマターゼという酵素を阻害する作用があります。乳がん手術後の再発予防効果ではタモキシフェンなどの他のアロマターゼ阻害薬よりまさっているといわれ、閉経後乳がん治療の第1選択薬です。
副作用としては、ほてり、頭痛、関節痛が報告されています。このような症状が強いときは服用をやめて医師に相談してください。
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不妊治療の一番有名な排卵誘発剤
不妊症の原因が無排卵にあるときに服用されるお薬です。脳のエストロゲン受容体に作用して、卵胞の成長をうながす作用があります。
クロミドジェネリックは、排卵を誘発することで不妊症を治療するお薬です。服用すると、生理はあるが排卵がないという女性の70〜80%に排卵がみられるようになります(この数字は妊娠の確率ではなく、排卵の確率です)。生理がない場合も第1度の無月経なら、50%の確率で生理と排卵がはじまります。
成分のクエン酸クロミフェンは、脳のエストロゲン受容体をブロックして、エストロゲンが不足しているという誤信号を出させる作用があります。それによって性腺刺激ホルモンの分泌が増え、卵胞の成長を助けて、排卵をうながします。
クロミドジェネリックは、月経初日から5日目に服用を開始して、1日1回50mgを5日間服用します。この服用方法で3ケ月間妊娠しなかったら、服用量を100mgに増やします。6カ月間使用して妊娠しなかったら医師に相談してください。
クロミドジェネリックは先発薬のクロミドより低価格のジェネリック医薬品です。排卵誘発剤を使用して妊娠した場合は通常より双子などの多胎妊娠の可能性が高くなります。
女性ホルモンの作用があるザクロエキスとは
抗酸化作用と女性ホルモン様作用がある天然成分のサプリメントです。女性のアンチエイジングとホルモンバランスを整える目的で飲まれています。
旧約聖書にもその名前が登場するザクロは、古くから薬効の高い果物とされ「子宝に恵まれる果実」とも言われてきました。近年になってその種子に抗酸化作用がある物質や女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をする物質が含まれていることが分り、女性のアンチエイジングのためのサプリメントとして注目されています。
ザクロの種子から抽出したザクロエキスに含まれるレスベラトロール、エラグ酸などの有効成分が、抗酸化作用と女性ホルモン様作用をするといわれており、肌の張りとつやを保つ、毛髪のボリュームを豊かにする、バストの張りを保つなどのアンチエイジング効果が期待できます。
ザクロエキスは年齢を問わず服用できる、副作用の心配がない天然成分のサプリメントです。ホルモンバランスを整えて。生理周期を安定させる、更年期障害を緩和するなどの効果も期待できます。
ザクロエキスは、1回1〜2錠を1〜2回に分けて服用します。食事とともに摂取することをおすすめします。